孫正義に学ぶ時短とビジネスとの関係

孫正義に学ぶ時短とビジネスとの関係

もしソフトバンクの孫正義社長を足止めして、1時間意味のない話しをしたとしたらどんなことになるでしょうか?

グループの売り上げが6兆円(年)だったとして、684,931,507円のロスをすることになります。

約7億円!

すなわち、「タイム・イズ・マネー(時は金なり)」。

孫社長は、時間を有意義に使うことを重要視する方で知られています。
そこで今回は、孫社長に学ぶ時短とビジネスの関係についてお伝えします。

■あなたの1時間はいくら?
それでは、あなたの1時間はいくらの価値があるでしょうか?年収を時給で換算してみましょう。「1時間を無駄に過ごしたら〇円の損失をする」ということがわかれば、有意義に過ごしたいと思うはずです。

■時間がかかっているものを見直す
時間をより有意義に使うためには、今、何に時間がかかっているのかを洗い出しましょう。

・パフォーマンス残業をしない
「仕事をしている感」を出すために、パフォーマンスで残業をしていませんか?
パフォーマンス残業は意味がありません。自分の時間の損失にもなっていることを自覚しましょう。

・意味のない会議をしない
マウントをとるために意味のない会議をする人がいます。また会議が終わった後もダラダラと居座り話し続ける人もいます。会議やミーティングは、自分だけでなく相手の時間(=お金)も使っているということを意識しましょう。

・電話営業や勧誘はしない
電話営業や勧誘をして、成功率はどれくらいでしょうか?時給計算をしたときに、採算はとれていますか?闇雲にアタックする前に、まずは目的を明確にし、より効率の良い手段を検討してみましょう。

・愚痴だけの飲み会はしない
コミュニケーションをとることでプラスになることもありますが、愚痴だけの飲み会は何も生み出しません。会議同様、相手の時間を奪っていることに気づきましょう。

・通勤・通学・移動に時間をかけない
通勤・通学などの移動にできる限り時間をかけないようにしましょう。場合によってはビデオ通話やメールなどで済ませられることもあります。オンラインを活用することで、時短を図ることが可能となるでしょう。

■「1分で話す」重要性
あの孫社長も認めたプレゼン術を持つ、伊藤羊一さんが著した「1分で話せ」という本があります。私も「1分で話せ」という言葉を聞いて、「なるほど!そうだよな」と感じました。

さて、「1分で話せ」と言っても、相手に伝わらなければ意味がありません。
それではどのようにしたら短く、かつ相手に伝わるのか、ポイントを簡単にご紹介します。

・結論から話す
「話すときは結論から」というのはビジネスの鉄則。プレゼンであっても相談であっても、結論から話すことが重要です。
たまに「“結論”がよくわからない」という方もいますが、“結論”とは相手を動かす方向を示すものです。プレゼンをする目的も「相手にこうしてほしい」ということであり、最初にこのゴールを明確にしておくことが大切です。

・根拠を提示する
結論の次に伝えるものが「根拠」であり、結論と根拠のつながりをロジカルに伝えることがポイントです。「結論は〇〇です。理由は△△だからです。」という話し方や考え方を、日々しておくと良いでしょう。
結論は1つですが、根拠は複数になることもあります。しかし、根拠が多過ぎると伝わりづらくなるため要注意。話す前に、「根拠は〇つあります」と伝えておくと、相手は聞きやすくなります。

■まとめ
1年を秒にすると「31,536,000秒」!

あなたがやっていることは本当にやるべきことですか?
他のやり方はありませんか?
ぜひ見つめ直してみてください。

また、「会議やプレゼンは相手の時間を使う」ということを念頭に置きましょう。
「時短は相手への気遣い」でもあることをお忘れなく!