NEM(xem)ずばり将来価格は?SYMBOL(シンボル)について
- 2021.05.18
- 仮想通貨
【NEM&SYMBOLの値動きを予想・コインの特徴やトレード戦略も紹介】
この記事ではNEM(ネム)と、ネムのスナップショットによって誕生したSYMBOL(シンボル)について、今後のトレード戦略を考えてみます。
NEM(xem)ずばり将来価格は?
価格推移
ネム(xem)の将来価格を予測するため、まずはこれまでの価格動向をチェックしておきましょう。
2017年
2015年3月31日に開始されたNEMは、しばらくの間1円未満の価格で推移していました。
2017年の春ごろからじわじわと価格が上昇し、1円を上回る価格を付けるようになります。
さらに仮想通貨市場のバブルに合わせてネムの価格も上昇し、年末には100円を超える急騰を見せました。
2018年
2018年に入っても上昇の勢いは止まらず、1月7日に史上最高値の211円を付けました。そかし、その後はコインチェックのネム流出事件もあり、4月には20円まで大幅に下落してしまいます。
その後も、仮想通貨市場でバブルが弾けたこともあり、ネムの価格も振るわずに10円前後~40円前後で推移します。
2019年
2019年はネム財団が組織の再編を行ったことにより、ネム財団の倒産が噂されます。この影響もあり、さらに価格が下落します。2019年は4円前後~10円前後で価格が推移しました。
後から振り返ればですが、2019年は絶好の買い時だったと言えるでしょう。
2020年~
2020年以降の価格はチャートと一緒に値動きを確認していきましょう。
2020年中ごろから、ネムの価格が上昇し始め、20円を突破すると上昇の勢いを強めます。2020年1月に、Symbolの運用開始予定が発表された期待感もネムの上昇を後押し、一気に上昇トレンドへと突入しました。
2021年3月15日のスナップショット実施に向けてさらに価格は上昇し、87円前後まで価格が急騰しました。
その後、利益確定売りによって価格は下落していきました。4月の仮想通貨市場暴落時には、20円付近まで急落しましたが、安値圏でのサポートは強く、現在40円前後で取引が行われています。
今後の値動きは?
スナップショット時に急騰した反動もあり、価格はやや停滞気味ですが、再び上昇局面に突入する可能性は高いでしょう。ネムの特徴は一気に価格が急騰するということです。
2019年の最安値4円⇒2021年の最高値87円
およそ20倍もの価格になっています。
ネムをトレードするときの戦略は、安値圏にあるときにしっかりと買っておき、急騰を待つという非常にシンプルで労力のかからないものです。
今後の値動きですが、まず直近では50円付近がテクニカル的なレジスタンスポイントとなりそうです。
ここを超えてくれば、50円のレジスタンスがサポートとして機能するようになり、さらなる高値を目指す展開となるでしょう。
50円付近を超えれば、心理的にレジスタンスされるポイントがないため、一気に上が開けてくる展開となりそうです。
その後、75円付近、さらにネム(XEM)の最高値、87円にチャレンジしてくる展開が期待されます。
87円を突破すると、次は大台の100円を目指していくでしょう。過去の値動きから考えて、年内に1XEM=100円をチャレンジしてくるのではないかと予想されます。
ネムの上昇を支える要因
ネムの価格を左右するのは仮想通貨市場全体の環境もありますが、ネムのプロジェクト自体も関係してきます。テクニカル分析と合わせて、プロジェクト内容の推移も理解しておくことが大切でしょう。
ネムで特徴的なのはブロックチェーン技術です。ブロックチェーン技術は金融分野で利用されるイメージが強いですが、ネムのブロックチェーン技術(mijin)は金融以外にも、物流管理、医療分野、SNS、クラウドファンディングなど、様ざまな分野での利用が期待されています。
SYMBOL(xym)ずばり将来価格は?
2021年3月15日ネムのアップデートにより、シンボル(XYM)がリリースされました。
リリース直後、Symbolの価格は1XYM=8円前後でしたが、その後は売りが先行し、4月中旬まで4円前後で推移しました。
さらに仮想通貨市場全体の急落もあり、4月27日に2円近くまで下落しましたが、さすがに下落し過ぎと判断され、そこから反転を見せています。
シンボル(XYM)のチャートを見ると、ソーサーボトムのような形状が見られ、じりじりと値を上げ、上昇幅も大きくなっていく展開が予想されます。
シンボルの価格については、未知の部分もありますが、今年度内には心理的な節目である100円を試してくる展開が待っているのではないかと予想されます。
シンボル(XYM)の上昇を支える要因
シンボル(XYM)の上昇が期待される直近の要因は、やはり日本の仮想通貨取引所への上場です。日本を含むアジア圏でネムのコミュニティが広がっていたことを考えれば、同地域でのシンボル(XYM)への期待も大きいものと考えられます。
セキュリティ、処理面、実用性などでも、ネムからの進化が見られ、公的機関や企業による実用面での期待が大きいと言われています。
日本の取引所への上場はいつ?
海外の取引所ではすでに上昇が開始されているシンボル(xym)ですが、日本では2021年5月10日(月曜日)から、zaifで順次付与されることが決定しています。
その後、5月17日(月曜日)にはzaifのOrderbook Trading(板取引)で取扱い開始され、19日(水曜日)にはzaifの販売所取引(簡単売買)でも取り扱いが開始される予定です。
Symbolの入出金開始については、詳しい日程は決まっていないものの、5月末の予定となっています。
日本でもzaifを皮切りに、Symbolの取り扱いが増えていくでしょう。今後は、NEMを扱っている取引所でシンボル(xym)の取り扱い、付与が行われる予定です。
シンボルを付与することを公表している国内取引所
・Coincheck
・DMM Bitcoin
・GMOコイン
・ビットフライヤー
これらの人気取引所やその他の国内取引所で付与や取り扱いがスタートすると、国内での人気や知名度も一気にアップしていくでしょう。
日本の取引所に上場すると価格は上がる?
ここまでのシンボル(XYM)の価格を振り返ると、少し期待外れに思われるかも知れません。しかし、シンボル(XYM)の価格が伸びないのは、取り扱われている取引所が少なく、流動性が低い環境にあることが原因と考えられます。
今後、国内取引所やまだ取り扱われていない取引所でシンボルが上場されれば、市場参加者が大幅に増え、それに伴い価格も上昇していく可能性が高いでしょう。
日本での人気が高いNEM(ネム)から派生した通貨ということで、日本の取引所で取り扱いが開始されれば、価格に非常に大きな影響がありそうです。
スナップショットが2021年3月にあった
2021年3月、ネムでスナップショットがありました。スナップショットは、数年前から計画されていましたが、延期などもあり実現まで4年かかりました。
スナップショットでは、各個人のNEMの保有量に応じてXYMの付与量が決められます。
スナップショットの開始前、あるいはSymbolローンチ後に、オプトイン(意思表明)という手続きを行えば、XEMの保有量に応じてXYMを受け取ることができます。
もし仮想通貨取引所にネム(XEM)を預け入れていた場合は、オプトインを取引所が代理で行ってくれるため、特別な手続きを行う必要はありません。
また、XYMを受け取る権利を保有するためには条件があります。それはスナップショット時に100XEMを超えるネムを保有していなければならないというものです。
XYMの付与量についてですが、スナップショット時のXEM保有量によって決まります。付与量は1XEM=1XYMと決まっているので、スナップショット時に100XEMのネムを保有していた場合、100XYMのシンボルが付与されることになります。
実は優秀なコインである
ネム(XEM)やシンボル(XYM)に投資を行うのであれば、それぞれどのようなコインなのか、ある程度の特徴をつかんでおく必要があるでしょう。
仮想通貨(暗号資産)は短期的な値動きについてはテクニカルの影響が大きくなりますが、中長期的な値動きについてはコインの持つ特性、社会的意義、将来性などが大きく影響してきます。
ネム(XEM)
ネムはNew Economy Movementの頭文字をとったものです。非中央集権型の新しい経済圏を生み出すことを目的とした取引プラットフォームのことです。
ネムはすでに発行上限数量8,999,999,999XEMをすべて完了させています。供給量が増えることはないので、今後も希少性はしっかりと保たれることになります。
ネムにおいてもビットコイン同様、ブロックチェーン技術が採用されていますが、ブロック作成時間がビットコインの10分に対して、わずか1分となっており、取引承認時間は非常に速いものがあります。
またネムの取引承認システムProof of Importanceも非常に評判がよく、取引承認権利を性能ではなく貢献度に応じて分配する平等性の高いシステムとなっています。
ビットコインでは資金力の豊富な法人がマイニングの主導権を握っていますが、ネムでは、個人であってもハーベスト(ビットコインのマイニングにあたるもの)によって報酬を得ることが十分に可能なのです。
そのほか、セキュリティの高さも評価されるポイントです。Eigen Trustという仕組みが採用されており、一つのノードが出した情報の正確性を別のノードが監視、評価を行い、信頼度が低いノードは悪質なノードとして排除されます。
シンボル(XYM)
スナップショットで誕生したシンボル(XYM)は、ネムのブロックチェーンにおけるアップデートからローンチされるブロックチェーンを有しています。Symbolの特徴は企業や公的機関のニーズに特化しているということです。
というのも、ネム(XEM)のブロックチェーンはパブリックなのに対して、シンボル(XYM)のブロックチェーンはハイブリット(パブリックとプライベートの混合)だからです。
ハイブリッドチェーンはパブリックチェーンとプライベートチェーンの良いとこ取りをした機能を持っています。
つまり、プライベートチェーンというプライバシーや効率性に優れたシステムを維持しながら、データの分散ハブとして機能するパブリックチェーンという単一組織に依存しない分散型ネットワーク環境が用意されているのです。
シンボルは、ネムをアップデートしたものであるため、機能面でもさらなる改良が見られます。ブロック生成時間に関して言えば、ネムの所要時間のおよそ半分の30秒が実現しています。
今が買い時
ネム(XEM)にしてもシンボル(XYM)にしても、非常に優秀な性能を持つコインであることが分かってもらえたと思います。今後、投機需要だけでなく、実需面でも期待が高まっていくことでしょう。
ネムはスナップショット時の高騰に比べると、今は安値圏で推移しています。短期売買を行うにしても、中長期保有を行うにしても、今が仕込み時であることに違いは無さそうです。
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