仮想通貨IOSTとは?DeFiとNFT市場に参入する“アクティブ銘柄”を徹底解説
- 2021.04.24
- 仮想通貨
仮想通貨IOSTはDeFi関連銘柄であると同時に、NFT関連銘柄でもあります。
DeFiもNFTも仮想通貨市場を盛り上げている分野であるため、IOSTは多くの投資家に注目されている銘柄です。
仮想通貨投資家の中には、
「IOSTって聞いたことあるけど、詳しく知らない」
「今後値上がりは期待できるの?」
といった疑問を持つ方がいるでしょう。
この記事では、仮想通貨IOSTの特徴や値動き、投資する際の注意点を解説します。
最後まで読めば、IOSTの基本的な知識が身に付き、投資判断に役立ちますよ!
IOSTとは
IOSTとは、「Internet Of Service Token」の略称です。
基本的な情報は下記の通り。
シンボル | IOST |
ローンチ日 | 2018年1月 |
開発者 | IOST財団 |
発行枚数 | 210億IOST |
時価総額 | 約1904億円 |
時価総額ランキング | 93位 |
コンセンサスアルゴリズム | PoB(Proof of Believability) |
公式サイト | https://iost.io/ |
Twitterアカウント | https://twitter.com/IOST_Official |
IOSTはブロックチェーンを活用したサービスを提供するプラットフォームです。
公式サイトでは、下記のような使命を掲げています。
our mission is to be the underlying architecture for online services that meets the security and scalability needs of a decentralized economy.
【Google翻訳】
私たちの使命は、分散型経済のセキュリティとスケーラビリティのニーズを満たすオンラインサービスの基盤となるアーキテクチャになることです
つまりブロックチェーンを利用した分散型経済において、IOSTはセキュリティの強化とスケーラビリティ問題の解消を目指しているのです。
IOSTの特徴4点
次にIOSTの特徴を4つ見てみます。
- 処理速度が速い
- シャーディング機能がある
- 独自のアルゴリズム「Proof of Believability」
- JavaScriptを使用
それぞれ解説しましょう。
①処理速度が速い
IOSTの処理速度は、1秒当たり8000件。
ただしこの数値は理論上の結果であり、実際は2000件ほどと言われています。
一方でリップル社の調査によると、他の仮想通貨の処理速度は下記の通りです。
- イーサリアム 1秒15件
- リップル 1秒1500件
- ライトコイン 56件
このように他の銘柄よりもIOSTの処理速度は速いと分かりますね。
IOSTの処理速度の速さは、スケーラビリティ問題の解消につながるでしょう。
②シャーディング機能がある
シャーディング機能とは、取引処理を複数に分散させて処理速度を上げるシステムを指します。
通常であれば、100のデータ処理を1か所で行います。
しかしシャーディング機能を利用すれば、100のデータを10等分し、10か所で処理できるのです。
IOSTでは取引処理にメインチェーンではなく複数のサイドチェーンを利用するため、処理速度が速いのです。
③独自のアルゴリズム「Proof of Believability」
IOSTのコンセンサスアルゴリズムはPoB(Proof of Believability)。
このアルゴリズムは、PoS(Proof of Stake)の欠点を改善した方法です。
PoSでは、より多くの通貨を保有した者が、ブロックを生成できます。
しかしこの仕組みは、経済力のある者であるほど有利に働くため、不平等を招く恐れがあるのです。
それに対してPoBでは通貨の保有量に加えて、同じコミュニティ内での貢献度と評価の高さ
も重要になります。
そのため、多くの通貨を持たなくてもブロック生成権を得られるのです。
④JavaScriptを使用
IOSTはプログラミング言語であるJavaScriptを利用しています。
JavaScriptは多くのエンジニアにより使用されている、メジャーな言語です。
そのため多くの人がIOSTの開発に関われます。
IOSTは具体的にどのように利用されているか
IOSTの特徴を4つご紹介しました。
それではIOSTは具体的にどのように利用されているのでしょうか。
IOSTの利用方法は、主に3つ。
- ステーキング
- DeFi
- NFT
それぞれ解説しましょう。
①ステーキング
ステーキングとは、特定の仮想通貨を預けて利息を受け取る方法です。
仮想通貨のステーキングは高利率であるケースが多く、中には利率100%を超える銘柄もあるのです。
②DeFI
DeFiとは分散型金融のことであり、ブロックチェーン上のアプリを通して金融サービスを提供できます。
DeFi市場は2019年以降から活発化し、関連銘柄が高騰してきました。
IOSTも2019年からDeFi市場に参入しており、2021年3月にはポルカドットと提携を発表しています。
ポルカドットは複数のブロックチェーンをつなげるプロジェクトであり、異なるブロックチェーン同士に互換性を持たせられるのです。
つまりイーサリアムやバイナンスのような異なるブロックチェーンのアプリを、IOST上でも利用できるようになります。
③NFT
NFTとは「非代替性トークン」のことであり、ブロックチェーン上に発行するデジタルデータを指します。
IOSTでもNFTの発行が可能です。
2021年4月には、日本の漫画家・たまきちひろ氏がデジタルアートを公開しました。
NFTは2021年以降にブームとなっているため、今後多くのユーザー層を確保できる可能性があります。
IOSTに投資する際に注意すべきこと
IOSTには様々な活用方法があることを解説しました。
今後IOSTへ投資を考えている方に向けて、投資の注意点をお伝えします。
注意点① 値動きの大きさ
まだIOSTは流動性が低め。
そのため大きく値動きしやすい点に注意しましょう。
IOSTに限らず、仮想通貨はボラティリティが大きいので、なるべく余剰資金で投資するのをお勧めします。
注意点② チャート分析の精度が落ちる
チャート分析は短期トレードに適しています。
ただし仮想通貨は値動きが大きいので、分析の精度は落ちてしまうでしょう。
例えばボリンジャーバンドや移動平均線といったテクニカル指標は、期間を設定して分析します。
ところが設定期間外に大きな値動きがあれば、その動きをチャート上に反映できないのです。
そのためチャート分析をする際は、相場の急変に注意しましょう。
IOSTの値動きは?
ここでIOSTの値動きを見てみましょう。
こちらはIOSTと米ドルの週足チャートです。
IOSTは取引できるようになってすぐに高騰します。
その後は2018年4月に約0.08ドルに達し、しばらく低い価格帯で推移しました。
2021年には徐々に値上がりし、4月には0.09ドルにまで上昇しています。
今後DeFi市場やNFT市場がさらに盛り上がり、多くのユーザーに投資されれば、最高値を更新するかもしれません。
まとめ
今回はIOSTについて解説しました。
IOSTは処理速度が速く、PoS(Proof of Stake)の弱点を補っています。
加えて馴染みのあるプログラミング言語を使用していて参入障壁は低いので、多くのユーザーを確保できる可能性があります。
また、仮想通貨投資家の間でブームとなっているDeFiやNFTもIOST上で利用できるため、今後の値上がりを期待できるでしょう。
IOSTは国内取引所のコインチェックでも購入可能ですので、興味のある方はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
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