健康目的でサプリメントを摂るなら「カプセル」が良い理由
- 2021.06.19
- 体の悩み
「健康なカラダ」だけはお金で買えません。
皆さんは健康のためにしていること、何かありますか?運動、食事、睡眠などいろいろありますね。中には「サプリメントを摂っている」という方もいるでしょう。
実は私も日常的にサプリメントを摂取していますが、ある理由があって「錠剤」ではなく「カプセル」を選んでいます。今回はなぜカプセルがいいのか、その理由をお伝えします。
■錠剤を固める成分として入っているもの、知ってますか?
薬やサプリメントを摂取する際、錠剤はサイズも小さいものが多く「飲みやすい」というメリットがあります。でも「飲みやすいから」というだけで錠剤を選んでいいのでしょうか?
・錠剤を固める成分
サプリメントを選ぶ際に、何を基準に選んでいますか?もしかしてパッケージ表面だけを見ていませんか?そうであれば、ぜひ作られる「成分」にも着目してみてください。
・錠剤には「酸化チタン」が使用されていることがある
「酸化チタン」とは、錠剤に白や黄の色を着ける着色用原料です。
実はこの酸化チタン、インターネットで検索してみるとあらゆる情報が出てきます。
その中には「発がん性」というワードを目にすることもあるはず。「健康に問題はない」という意見もありますが、カラダに摂り入れるものの取捨選択ができるのも自分自身です。
■「植物性カプセル」が良い理由
酸化チタンのような心配な成分を避けるためにも、錠剤ではなく「植物性カプセル」を使ったサプリメントの方が現時点では安全だといえます。
・カプセル剤の特徴
カプセル剤は、不快臭や刺激性のある医薬品や味の悪いもの、また色素類で他を汚染するような医薬品などを服用しやすくするために作られています。主に「動物性カプセル」と「植物性カプセル」の二種類があります。
・原材料はトウモロコシ由来で安心
「動物性カプセル」は牛由来のゼラチンなどが用いられていますが、「植物性カプセル」はトウモロコシなどの植物由来成分が使用されています。
・サプリメント市場ではさほど値段は変わらない
あらゆるサプリメントの種類がありますが、錠剤タイプと植物性カプセルタイプのサプリメントの価格を比較してもさほど変わりません。
■まとめ
元々、人間は天然の植物や動物、鉱物など薬効のある天然物をそのまま使ったり、乾燥させた「生薬」を使ったりして体を治してきた歴史があります。
人工的に合成された医薬品が広く使用されるようになり、現代では副作用が少ない医薬品の開発が進められている一方で、病気の状態や年齢・性別などによっては副作用が強く出る場合もあるのは事実です。
人間が自分自身の健康と向き合う歴史はこれからも続きます。
医療技術開発だけに依存するのではなく、まずは日々自分が摂り入れるもの一つひとつをきちんと確認する行動こそ「健康への第一歩」です。
正しく選択するためにも、日頃から「安いから」「パッケージデザインが気に入ったから」などの理由ではなく、きちんと成分表示を見る習慣をつけることが重要です。
また、どのような成分が身体に良くないのか、知識をつけることも大切になってくるでしょう。
人間、いくら金持ちになったとしても、健康でなければ有意義に使うことはできません。だからこそ富裕層は自らの健康に人一倍気を遣うのです。
こうした姿勢はぜひ見習いたいものですね。
何より、人生をより楽しむためにも健康が一番の財産です。
<参考文献>
・西村敏英/浦野哲盟,『食品の保健機能と生理学』,アイ・ケイ・コーポレーション,2018/9/30
・高早苗 他,『基礎栄養学』,三共出版,2015/3/30
・久保田紀久枝/森光康次郎,『食品学』,東京化学同人,2016/4/1
・寺田 新,『スポーツ栄養学』,東京大学出版会,2019/7/22
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